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耐震リフォーム

 2011年3月に起こった東北大地震。また近年立て続けに起きている大地震など、未曾有の大災害は、いつどこで起きるかわかりません。
あなたの住まいは大地震がきても大丈夫ですか?。築20年を超える住宅や耐震性が低い住宅は、ご家族の安全を守るため、安心で快適な生活を実現するために、耐震リフォームで地震に強い住宅にすることをおすすめします。

耐震性を決めるポイント

 1:地盤

 建物の揺れは、地盤の状態に大きく左右されます。軟弱地盤では、壁量も基準の1.5倍が必要。

 2:重量

 地震力は建物の重量に比例するので、耐震性能を高めるには、建物を軽くすることが望ましい。

 3:壁

 木造住宅では、主に地震力を壁が負担する為、必要な壁量が定められています。

 4:床

 水平構面である床の剛性が十分でないと、壁の耐力にも影響があります。

 5:接合部分

 軸組工法の建物は、土台、柱、梁などの接合部分に、一定の強度を確保することが定められています。

 

こんなお家は要注意

 
 間取りや構造によって、地震に強い家、弱い家があるといわれています。在来構法で建てられた木造住宅のうち、揺れに弱いとされる代表的な例をあげました。下記の4例とあわせて、「誰でもできるわが家の耐震診断」で、まずはご自宅をチェックしてみましょう。 もしも、お家の構造に不安があれば、専門家の耐震診断を受けてください。
 

1:壁が偏在している

壁の量が、片側にかたよって配置されていると、地震が発生したときに「ねじれ」が起こり、壁が少ない部分の柱が大きく振られて、壊れてしまうことがあります。建物の柱や壁は、バランス良く配置されていることが望まれます。

2:ピロティがある

建物の1階に住居をつくらず、柱だけを残して、エントランスホールや駐車場として使用するときの1階部分を、ピロティといいます。地震に対する抵抗力となる壁が少ないので、設計には適切な配慮が必要です

3:柱や壁が少ない

基本的に、木造住宅は壁が建物を支える役目をしています。壁が少ないと、地震が起こったときに、柱やはりが建物の重さに耐え切れなくなり、傾いたり壊れたりすることがあります。

4:大きな吹き抜けがある

一辺が4mを超えるような、大きな吹き抜けがあると、地震時に建物をゆがめる恐れがあります。床は建物の強度を大きく左右するので、床がない部分が多いと、それだけ地震にも弱くなってしまう可能性が高いのです。

 

耐震補強の方法

 
耐震補強の必要性があるとの判定が出て耐震リフォームを行う場合は診断結果を踏まえて、どのような補強をすれば倒壊しなくなるのか、耐震補強計画と設計を行ないます。耐震補強工事の大きな目標は、「倒壊による生命の危険をなくすこと」です。この方針に基づいて補強計画を立てます。耐震補強には、いろいろな方法があります。

1.地盤の補強

 せっかく建物を補強しても、足元の地盤が弱いと地震で被害を受けてしまいます。そこで、鋼製の杭を挿入して地中深くにある硬い層で建物を支える、セメントを注入して地面を固めるなどの方法で地盤を強化します。
ただし、家が建っている地盤の補強は工事も困難で、費用がかかります。比較的簡単な方法として、建物の重みで地盤が部分的に沈み込んだり滑り出さないように、基礎を補強したり、ベタ基礎(※1)にします。

※1 基礎の立上りだけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎です。家の荷重を底板全体で受け止め、面で支えます。また、地面をコンクリートで覆うので地面から上がってくる湿気を防ぎ、シロアリの侵入も防ぎます。

2.屋根材の軽量化

屋根の重さによって、壁の量は決められています。古い基準で建てた重たい屋根の住宅は、壁の量が屋根の重さを支えるのに十分でないことが多いため、瓦材から金属屋根材にするなどの屋根の軽量化が、壁の補強と同じ意味を持ちます。

3.屋根の重さや階数に合せて壁量を十分に確保する

 屋根の重さや階数に対して壁の量が不足しては、大地震に耐えることができません。
開口部が大きい箇所や間仕切り壁が不足している場合には、筋かい(※2)や構造用合板(※3)で補強している耐力壁(※4)を増やす必要があります。

※2 2本の柱とその上下をつなぐ水平材(土台、梁など)で囲まれた長方形壁体の中に対角線状に通す部材。筋かいを入れることで水平方向の力に強くなり、構造強度・耐震強度が増します。
※3 構造用合板とは、構造耐力上主要な部分に用いる目的で作られたものをいい、主に木造建築物の、壁下地材・床下地材・屋根下地材として用いられます。筋かいのかわりに壁に打ちつけて、地震や台風で建物が変形するのを防ぐ目的で使われるなど、特に強度のある合板で、構造用合板を使って耐力壁や耐力床を作ることにより、耐震性・耐風性を飛躍的に高めることができます。
※4 建築物にかかる建物自身の重さなどの垂直方向の荷重と、地震や強風による水平方向の力に対抗して、建築物を支えるように設計された壁のことをいいます。

4.壁の配置、バランスを良くする

 同じ強さの壁であっても、偏りがあれば、意味をなしません。
壁は家の四隅に均等にバランスよく配置されてこそ、高い耐震性が期待されます。四隅に耐力壁がない場合には、開口を小さくして筋かいや構造用合板で補強している耐震壁(※5)を設けます。

※5 構造物が地震力を受けた場合に、その構造物の壁のうちで、地震力を分担し、耐震的に効果のある壁体。建築物の壁のうち、地震などの水平力に対して有効に働く壁のことをいいます。

5.接合部の補強を十分にする。

古い住宅の場合、接合部に金物が使われていない場合も多いため、木材の抜けを防ぐことが必要です。強度不足の柱や梁の接合部や筋かいの端部を金物で固定します。接合部を金物補強することで、建物をバランスよく補強できます。

6.基礎を補強する。

20年ほど前までの住宅は、鉄筋の入っていないコンクリートの基礎が多く、現在の鉄筋を入れた基礎と比較すると強度が不足しています。コンクリートで基礎を一体化したり、コンクリートを増し打ちします。また、クラック(※6)などの症状の場合は、専用の注入剤で補修します。

※6 コンクリートが収縮するときに生じる亀裂、ひび割れのことをいいます。

7.腐朽している土台、柱を取り替える

 湿気やシロアリによって柱や土台、梁などが腐朽した場合は、その部分を取り替えます。
土台の場合は、防蟻処理した木材を使います。

8.建物の一体性を高める

 地震に強くするためには、床・壁・屋根をそれぞれ一体化し剛性(※7)を高めることが非常に有効です。大きな空間はなるべく避けます。大空間を設ける場合は、地震に耐えられるように耐力壁を十分設けるのもポイントです。

※7 圧縮・ずれ・ねじれなどの力に対して、物体が変形しにくいことをいいます。

ぜひ耐震リフォームを

いつ来るかわからない大地震!家族と財産を守るための耐震リフォームをおすすめします。地震に強いリフォームとは、最終的に倒壊しない建物を造らせていただくことです。
耐震リフォームの大切なポイントは、現状の把握と対策方法です。現在の建物の状況を把握し、建物にあった適切な方法で耐震補強を行っていく必要があります。経験のある私たちが、構造をよく理解しているからこそできる建物にあわせた耐震補強で、安全で安心な耐震リフォームをご提案いたします。